青森県八戸市にある心霊スポット【カローラ山荘】のご紹介です。2019年には人気YouTuber「はじめしゃちょー」が【カローラ山荘】の動画をアップしていました。幽霊が出る!宗教団体の活動施設だった?など色々な噂のある場所です。考察を交えて真実をお教えします。
「カローラ山荘」とは
【カローラ山荘】この場所には、かつて精神疾患者の隔離病棟があったと云われています。病院として機能していた時には、患者が暴行を受けて何人も亡くなったそうです。廃墟となった今でも、患者の亡霊が徘徊している、という噂があり【カローラ山荘】には未だその患者の遺体が埋まっているとのことです。
青森県八戸市にある治療所跡地の廃墟
【カローラ山荘】は青森県八戸市という場所にあります。周辺には電灯やひと気はないので、地元の人間もなかなか近寄らないとのこと。噂では「誰もいないはずなのに、声が聞こえた」という人もいます。真実はわかりませんが、少なからず『何か』がいるのかもしれませんね。
【カローラ山荘】は投薬治療に反対し、芸術療法を中心に精神疾患者を構成しようとする治療施設でした。半世紀以上昔に建てられた治療所なので、当時は精神病が世に浸透していませんでした。ですので、近隣住民は不気味に思っていたでしょう。廃墟となってからは心霊スポットとして有名になりました。
青森県で有名な心霊スポット
【カローラ山荘】は青森県八戸市では有名な心霊スポットです。昭和50年代生まれの方で子供のころ肝試しに【カローラ山荘】へ行ったことがあると語っていました。八戸でも馴染みがある心霊スポットで、地元民は冗談半分で遊びに行くようです。
ちなみに前述した【カローラ山荘】での「誰もいないはずなのに、声が聞こえた」という噂は有名なYouTuber「はじめしゃちょー」の体験談です。心霊スポット【カローラ山荘】へ肝試しに行く人も少なからず増えたようです。
「カローラ山荘」の歴史
青森県八戸の心霊スポット【カローラ山荘】は歴史深い場所でもあります。創設から半世紀以上の歴史があり、【カローラ山荘】の敷地内には様々なものが建設されています。なぜ?というものもありますが理由があります。そこで八戸の廃墟【カローラ山荘】の心霊スポット情報と歴史や体験談などを順を追ってお話しします。
1934年にカローラ山荘が建設
【カローラ山荘】は1934年に医療施設として開かれました。建設から30年後には1300アール(130.000m²)もの山を病院スタッフと患者の手で協力して開拓したそうです。小さな病院の5人の家族経営で、患者と時間を共有しながら生活していたようです。
精神病患者の療養施設兼隔離施設として
【カローラ山荘】は精神疾患者のために療養兼、隔離施設として建てられました。投薬療法ではなく芸術療法が精神疾患者の治療には向いていると【カローラ山荘】ができたそうです。半世紀以上の歴史深い廃墟で、今は同じく八戸にある別の場所に大きな病院「青南病院」として精神医は働いています。
カローラの名前の由来はインドの「迦楼羅」
八戸にあったとされる【カローラ山荘】の「カローラ」とはインド神話に出てくる「神鳥『迦楼羅』」が元になったと言われています。この説から妙な噂もありました。それは、怪しい宗教団体が運営していたということです。廃墟となり残された宗教像で不気味さは増す一方です。
【カローラ山荘】の跡地にはキリスト教会や謎の石像のような建造物が残っています。しかしインド神話は仏教などに伝わる噺で、宗教は統一されていないようです。投薬治療を嫌ったり、広大な土地を開墾するなど、そこにも宗教団体は大きく関わっていると思います。
現在は取り壊され跡地となっている
【カローラ山荘】は現在は取り壊されて跡地になっています。しばらくは閉鎖されており、警備もついていました。ですが今は開放されていて自由に入ることができます。YouTuberの「はじめしゃちょー」も昨年2019年の動画で【カローラ山荘】を紹介して、少しだけ探索していました。
「カローラ山荘」の心霊体験は?
精神病院だった【カローラ山荘】は廃墟となり、幽霊が漂っているという心霊スポットとして有名です。暴行や感染症で患者が多く死んだという歴史もあり【カローラ山荘】に行った人が心霊体験を語り、噂が広まっています。
心霊体験①亡くなった患者の遺体が夜になると蘇る
廃墟となった【カローラ山荘】ですが、夜になると死んだ患者が亡霊として蘇るという噂があります。【カローラ山荘】では患者家族の同意を得て、患者を殺しては周辺の土地に埋めていた歴史があるそうです。あくまで噂なので、真実は闇の中です。【カローラ山荘】はまだ見つかっていない死体があるかもしれません。
埋めた死体が蘇る。まるでゾンビ映画のようなです。その噺から埋めていた死体から感染症が出て患者が感染死したなどの噂もあります。
心霊体験②鉄格子の隙間から亡くなった患者の幽霊が見える
【カローラ山荘】の窓には鉄格子が打たれています。精神疾患者が暴れたり、脱走するのを防ぐのが目的だと思われます。過去には、窓の外から霊が視えるという噂があります。患者が中で死んで亡霊として現れるなど、いろいろな噂がたっています。窓に鉄格子……まるで、牢獄のようで不気味ですね。
心霊体験③「ジェットババァ」と呼ばれる霊がいる
【カローラ山荘】には「ジェットババァ」という霊が出るそうです。心霊スポットにしてはコミカルな名前ですが、とんでもない勢いでカマを持った老婆が追いかけてくるという幽霊です。真実は定かではないですが、もし遭遇したら振り返ってはいけません。危険な廃墟なので足元に気をつけてください。
心霊体験④霊の呪いによって不治の病となってしまう
【カローラ山荘】に行くと呪われて不治の病に罹るという噂があります。これは予測ですが、真実は前述した患者が殺され埋められたという噺から来ているのだと思います。きっと感染症の話に尾ひれがついたのでしょう。真実はわかりませんが、あまり近寄らない方がいい場所です。
「カローラ山荘」が心霊スポットになった理由
まず大前提として【カローラ山荘】の心霊スポット情報はあくまで噂です。ですが、【カローラ山荘】は不気味な場所でもあります。敷地内には、宗教施設を想起させるようなもの、よくわからない物や病院施設の址が残っています。廃墟にある残骸をいくつかご紹介します。
理由①山の中の鬱蒼とした場所にある
【カローラ山荘】周辺は八戸の中でも薄暗く、夜には近づくにつれて灯りがなくなっていきます。昼間でも木々が多いので陽の光が差し込まず、やはり心霊スポットらしい場所になっています。そんな雰囲気も含めて心霊スポットとして語り継がれているのでしょう。
しかし八戸にはのどかな自然が広がっている町で【カローラ山荘】の近くには花畑があります。【カローラ山荘】の周辺は鬱蒼としていて不穏な空気が漂っていますが、八戸は海も近く綺麗な場所なので観光にはおすすめです。
理由②山荘周辺には首なし地蔵や異国の神々の像が散乱
前述しましたが、【カローラ山荘】の「カローラ」はインド神話の『迦楼羅』から来ていると言われています。しかし【カローラ山荘】のある場所にはキリスト教会や仏教の仏陀像、広島の首無し地蔵などがあります。様々なものが信仰されていたのがうかがえるので、宗教団体があったのは真実なのでしょう。
しかしながら、日本人は無宗教の人が多いので【カローラ山荘】の謎の石像や宗教施設を不気味に思う人もいます。それが八戸では心霊スポットとして浸透していった原因の一つではないでしょうか。
理由③窓に鉄格子があり木の板も打ちつけら恐ろしい雰囲気
先ほど紹介した「鉄格子のある窓」ですが、今では木の板が打ち付けられているそうです。これで中に幽霊が居たとしても視えませんが、木の板が打ち付けられて不穏な雰囲気はさらに増したようです。
「はじめしゃちょー」の動画では精神疾患者が出られないように打ち付けられたとあります。ですが木の板は後付けされたとなっています。こうして患者を幽閉したという様な噂話が出てくるのでしょう。
理由④数々の真実ではない噂話が一人歩きした
ここまで紹介した心霊情報も【カローラ山荘】の雰囲気や八戸へ来た人が不気味に思ったりして、尾ひれがついてできた『噂』でしかありません。心霊スポットになった発端の噂はわかりませんが、真実ではない噂が大きくなっていったことで【カローラ山荘】は恐れられているようです。
患者が暴行や虐待にあい殺害されている
【カローラ山荘】では患者が医師による暴行や虐待で殺害されているという噂があります。しかし【カローラ山荘】や「青南病院」の創業医「千葉医師」は舞踏家の石井満隆に芸術療法のダンスセラピーを施しました。芸術療法を専攻しており薬を使わない治療にこだわりがあったようです。
「千葉医師」の治療は生活療法、作業療法、芸術療法を用いたものでした。ですので広大な土地の開拓や不気味とされている宗教像の設置も治療の一環として行われたものだそうです。【カローラ山荘】で患者が殺害されていたという噂の原因は「遺体が敷地内に埋められている」という噂から来ていると思います。
患者の遺体が敷地内に埋められている
かつて【カローラ山荘】付近にとある看板が建てられていました。そこには『この先感染症に感染する恐れあり』と記されていたそうです。八戸の人たちはその看板を見て事件性を感じて、前述した【カローラ山荘】では患者が殺害されたという噂が生まれたのでしょう。
そこからその患者の遺体が埋められている、という根も葉もない噂ができたという事が予測できます。「はじめしゃちょー」が探索していた時にはありませんでしたが、【カローラ山荘】の治療法や看板があったという歴史が心霊スポットとしての都市伝説を作り上げたのでしょう。
「カローラ山荘」の詳細情報
【カローラ山荘】がある場所は元々精神疾患者の治療施設でしたが、今では廃墟となりました。八戸の人々は幽霊が出る場所として真実ではない歴史を信じてしまったのでしょう。しかし廃墟とはいえ、管理者がいて今では取り壊されてしまいました。
原因はYouTuberなどが多く立ち入った事にあると思われます。「はじめしゃちょー」は取り壊された後に探索していましたが、廃墟となり危険のある場所なので立ち入らないようにしましょう。【カローラ山荘】は宗教や病院など歴史がある場所でもありますが、気になる方はYouTubeで観ることができます。
はじめしゃちょーがカローラ山荘を訪れた!
何度か前述しましたが、人気YouTuber「はじめしゃちょー」も動画で【カローラ山荘】を紹介していました。同じくYouTuberの「たて面ステーション」と一緒に【カローラ山荘】を探索するという企画でした。行く先々で心霊スポットらしいトラブルにも遭遇していました。
「はじめしゃちょー」たちが先に進んでいると子供の声が聞こえたり、茂みから音がしたりと、噂の宗教像も映っていました。近くにお寺があるので、鐘の音がするなど恐怖心を煽られていました。海が近く涼しく墓が近いので「はじめしゃちょー」もかなり肝を冷やしていたと思います。
「カローラ山荘」への行き方は?
【カローラ山荘】まで行くには八戸線『種差海岸駅』まで電車で行ってそこから約3㎞弱歩かなければなりません。ですので、行くのであれば車で行くことをおすすめします。近くに観音寺という場所があるのでそちらを目印にしましょう。危険ですのであまり行くのはおすすめしません。
「カローラ山荘」の基本情報
スポット名 | カローラ山荘 |
住所 | 〒031-0833 青森県八戸市大字大久保大山22−13 |
アクセス | 八戸線種差海岸駅から3㎞ほど 車で行くのがおすすめ |
創設者 | 現在の「青南病院」千葉元医院長 |
目印 | 観音寺・のぞみ園 |
概要 | 1934年千葉医師の家族により開設 カローラはインド神話の「迦楼羅」が語源 幽霊の目撃情報/鉄格子のある窓/いろいろな宗教に関連する像 はじめしゃちょーが動画にアップ |
「カローラ山荘」の真実を探ろう!
ちなみに【カローラ山荘】の創設者「千葉医師」は亡くなってしまいました。真実はわからなくなってしまいましたが、八戸の人にも【カローラ山荘】を知らない人はいるようです。【カローラ山荘】の歴史や真実が知りたい方は「はじめしゃちょー」などのYouTuberが紹介しているのでそちらからご覧ください。


