「慰霊の森」は日本最恐の心霊スポット!体験談や場所・行き方まで徹底調査!

岩手県雫石にある「慰霊の森」は、一部の人たちには日本で最恐の心霊スポットといわれています。「慰霊の森」で奇妙な心霊体験を経験した口コミはたくさんあります。そんな、日本最恐の心霊スポット「慰霊の森」について、アクセス方法やお参りする時の注意事項など紹介します。

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日本最恐の心霊スポット「慰霊の森」の行き方や体験談をご紹介!

日本最恐の心霊スポットといわれる「慰霊の森」は岩手県岩手郡雫石町にあります。日本最恐と言われるには、それなりの理由があります。特に、このスポットは最恐スポットと呼ばれるに至った経緯がまだ新しく、記録も明確に残っています。それなりに慎重に対応しながら、紹介していきます。

「慰霊の森」については、現在も事故の関係者の方が多く存命で、心霊スポットと表現することそのものが不謹慎ともいわれていますが、あくまで慰霊の気持ちを踏まえたうえで、ここでは心霊スポットと表現することをお許しください。

岩手にある慰霊の森ってどんなところ?

心霊スポット、慰霊の森(いれいのもり)は、全日空機雫石衝突事故の跡地に整備された慰霊の場所です。事故は昭和46年(1971年)7月30日、岩手県岩手郡雫石町の上空を飛んでいた全日本空輸(ANA)の旅客機と、航空自衛隊松島基地の戦闘機が接触して、両機とも墜落しました。

自衛隊機の隊員は脱出に成功して生還しましたが、全日空の旅客機は空中分解して、乗員乗客162名全員が亡くなり、現在慰霊の森となっている場所の周辺に墜落しています。

全日空機の全乗客162名の方がこの事故でお亡くなりになっています。内訳は全日空機の乗員が7名、乗客が155名です。それまでに、日本で起きた航空機事故の中で最大の悲惨な事故でした。全日空機は空中分解して墜落しています。この分解した全日空の事故機を目撃した方もたくさんいます。

全日空機雫石衝突事故の跡地にある場所

「慰霊の森」は、この事故で無念な思いのまま犠牲になった方々の霊を慰めるために造営された公園です。慰霊碑を建てて犠牲になられた方々を供養されています。この慰霊の森を訪れると恐ろしい体験をするといわれて、一部では有名な心霊スポットといわれていますが、そのような背景があることを知っておきましょう。

慰霊の森はこんなところ

現在の慰霊の森の広場には航空安全祈念の塔が建てられています。航空安全祈念の塔は、令和元年(2019年)11月に建立され、航空安全のシンボルになっています。長い石柱が3本建っていますが、雫石事故で犠牲となった方々は、静岡県富士市に在住していた方が多かったことで、富士山頂の方向を向くように配置され建立されています。

雫石にある慰霊の森は、頂上付近(岩手県岩手郡雫石町西安庭第47地割)にあります。山頂までは550段の階段があります。昭和50年(1975年)10月に建立されています。

静岡を向く慰霊堂

慰霊の森には慰霊堂もあり、慰霊堂には犠牲者の方々の位牌が安置されています。慰霊堂は犠牲者の多くの方が静岡県富士市の方で、慰霊堂も静岡県の方向に向かっています。

塔と慰霊堂は、事故後50回忌に備えて、令和元年(2019年)に全面改修されています。それだけ、慰霊の気持ちが今でも根強く残っています。

岩手県の高所にある「慰霊の森」は冬になると氷点下10度を超える極寒の地です。慰霊の森にあった航空安全祈念の塔や、慰霊堂も時を経て老朽化してしまいました。そこで、改修費用を全日空からの寄付金、自衛隊、防衛省の有志の募金や、日本財団による助成金もあって、6000万円近い費用で改修工事が行われました。

慰霊堂は改修されLEDの照明が設置されました。外壁も階段も改修されています。改修後には慰霊の森の建物や案内板も一新されています。

心霊スポットとして地元では有名

地元では「慰霊の森」を冷やかし気分で訪れた人が霊を目撃したとか、びっくりするような恐怖の体験をしたとか、事故後50年経過していますが、その種の体験談をよく聞きます。

特に地元では心霊スポットとして密かに語られてきました。有名な心霊スポットといわれますが、「慰霊の森」が誕生した経緯からも面白半分に足を踏み入れてはいけない場所です。

慰霊の森は地元では心霊スポットとして有名なのですが、あくまで慰霊碑がある整備された公園です。面白半分で近寄ってはいけない危険な場所として、雫石周辺に住んでいる人々は、若者達でさえも危険な場所と認識していて、いい加減な気分で近づく人はほとんどいません。

慰霊の森で実際に経験した恐怖の体験談3選

「慰霊の森」は鎮魂の場所として知られています。しかし、どうしても近づかなければならないケースや、肝試し気分で近づいた不届き者の中には、恐怖体験をした人もいます。怖い体験談があります。そんな中から、気になる体験談を紹介します。あくまで参考にしてください。

肝試し中に車に手形があった

「慰霊の森」で肝試しをしていた不謹慎な若者が、慰霊の森の頂上まで車でアクセスして、頂上に深夜到着して無事に到着し、何も恐い体験がなかったと安堵して帰路につくと、車が急に停止しました。心霊スポットではよくあることです。

再発進しようとしたところ、驚くことに、誰もいないのに後ろの窓ガラスをたたく音がしたそうです。急発進しましたが、車をたたく音は続いたそうで、ふもとに着いて車をみると、手形がついていたそうです。

タクシーを呼び止める霊の目撃情報もあり

慰霊の森周辺で目撃された体験談で多いのが、墜落事故の後に「慰霊の森の付近で、タクシーや車を停めようとする霊を見た」というドライバーの目撃談が多くあります。

無くなられた方に静岡の方が多く、故郷に帰りたい思いが強い霊がそうなったのかもしれません。自分に悪意が無ければ、怖いことではありません。

車のエンジンが止まってしまう体験

「慰霊の森」の心霊体験ですが、若い女性が友人と肝試しで慰霊の森を車で訪ねてみると、慰霊の森に近づいてくると重苦しい空気を感じて、車のエンジンが急に停まりました。

何度エンジンをかけてもかからなくなり、恐怖におびえていると、カーステレオからか男性の声で「帰れ!来るな」と叫んでいました。なぜ、カーステレオから聞こえたかわかりませんが、突然聞こえてきました。

怖くなり、急いで帰ろうとするとエンジンはかかりました。一緒に来た、もう一台の車も全く同じ体験をしたそうです。肝試しはいけません。

慰霊の森への気になるアクセス方法

「慰霊の森」は、岩手県岩手郡雫石にあります。一般的に、慰霊の森は毎年12月から4月の期間は雪が積もり、凍結もあって、転倒や滑落の危険があります。この期間の立ち寄りはあまりおすすめできません。5月から11月の雪のないシーズンに訪れることをおすすめします。

「慰霊の森」の基本情報ですが、名称は「慰霊の森」で、訪問時間はいつでも可能ですが、昼間の訪問をおすすめします。麓の登山口から碑までは、徒歩で約15分かかります。

飛行機での行き方

飛行機を使って雫石にアクセスする場合ですが、おすすめの飛行場は岩手県の花巻空港になります。花巻空港からバスで盛岡駅に向かいます。約45分ほどかかります。

盛岡駅から田沢湖線の雫石行にのって、20分ほどで雫石に着きます。このルートが一般的と言えます。

電車での行き方

電車で雫石にアクセスする場合ですが、首都圏から電車を利用する場合は、本数が限られますが、秋田新幹線一本でアクセスできます。その場合は2時間半ほどです。

又は、秋田新幹線で盛岡まで行き、盛岡で田沢湖線に乗り換えて、そこから20分弱で雫石駅にアクセスできます。

雫石駅からはバスを利用します。盛岡バスセンター雫石線 「雫石小学校前」で乗車して「つなぎ多目的運動場前」バス停で下車し、徒歩で20分ほどで慰霊の森の入り口に着きます。

駐車場の有無

駐車場の有無ですが、まず、車で慰霊の森へ向かう場合は、JRの雫石駅からでも約7キロメートルあり、約15分ほどです。

JRの盛岡駅からでは約17キロメートルで約35分くらいかかります。高速道路の盛岡インターチェンジから は約13キロメートルで、約30分かかります。慰霊の森の階段登り口脇に無料で駐車できるスペースがあります。

住所岩手郡雫石町西安庭第47地割93-12

一般財団法人慰霊の森

一般財団法人慰霊の森は、昭和46年(1971年)7月30日に岩手県岩手郡雫石町の上空で発生した全日空機と自衛隊機の衝突事故の犠牲者の方162名を慰霊するため、慰霊の森を設置しています。慰霊の森を広く一般の方々に憩いの場として開放して、公共の福祉に寄与することが目的になっています。

財団の活動内容ですが、慰霊の森園地の整備を行い、あわせて維持管理も行っています。事故による犠牲者を追悼して、安全に空の航行ができるように祈念しています。法人の目的を達成するための諸活動事業も行います。 

住所岩手県岩手郡雫石町千刈田5番地1 
電話番号019-692-2111

慰霊の森に行く時におすすめな必須アイテム3選

「慰霊の森」は、一般的に語られるような単なる心霊スポットではありません。慰霊の森は別にして、あくまで一般的に心霊スポットといわれる場所に、どうしても出かけてみたいのなら、その後のことも考えて慎重に準備し対処しましょう。そんな、事前に用意しておくべきアイテムを紹介します。

ライトは必ず2個

基本的に夜間に心霊スポットに出かけるのは避けることをおすすめします。一般的な心霊スポットといわれる場所は、崩壊しかけた建物や、崖や古井戸など、物理的に危険がある場所が多く、特に明かりが乏しいところが多いようです。

昼間でも薄暗い場所も多く、まして夜ともなると真っ暗になることもあります。そこでライトを持参するのですが、これがどうかすると、よく切れるのです。そのために、予備の意味合いもあって、ライトは2本以上用意しておきましょう。

電子機器の予備

心霊スポットには電子機器も必要です。特に充分に充電したスマートフォンはおすすめです。いかなる危険が伴うかわかりません。

スマホは雪山の山岳事故ですら十分に機能して、助かっています。また、万が一の時に灯りにもなります。急な気候の変化も、地震などの災害も情報が把握できます。常備しておきましょう。

塩やお酒

これは、心霊スポットにお参りしたときに生きてきます。心霊スポットといわれる場所には、無念の思いのままそこに潜む霊も多くいるそうです。

そんな霊に、お神酒をお供えし、塩は自らの身体を庇護するためも、お清め用として持参しましょう。ただし、塩やお酒まで持参して、肝試しなどせずに、素直に鎮魂の気持ちでお参りしましょう。

霊よりも生きている人間の方が怖い!

心霊スポットといわれるような場所によく出没するといわれるのが、生きている人間です。それも、犯罪者や不審者や変質者、変態などが好んでそのようなスポットに出没するようです。特に、心霊スポットは山奥であったり、峠だったりして、交通量も少なく、犯罪を犯すのに適しています。

霊は、たまたま通りかかった生きている人の生命を奪うことはありませし、身体を傷つけることもありません。生身の人間は霊以上に残酷で、殺人も強盗も犯します。そもそも、あえて自ら危険に遭遇するような行動は慎みましょう。

気軽な気持ちでなく鎮魂の気持ちでお参りに!

岩手県岩手郡雫石にある「慰霊の森」は日本最恐の心霊スポットといわれているようです。実際に飛行機事故で多くの犠牲者が出た場所の記憶がまだ残っています。それだけに、遺族にとっては魂を慰める大切な場所でもあります。慰霊の森にはくれぐれも遊び半分でいかないようにしましょう。

墜落現場である「慰霊の森」は心霊スポットとして扱われるようですが、これは明らかに正しい扱いではないようです。マスコミで活躍する占い師で心霊研究科(?)の島田秀平氏も、絶対に行ってはいけないと断言しているほどの場所です。お参りだけにしましょう。

雫石事故後全日空の乗客事故は無い

真に、慰霊の気持ちで「慰霊の森」にお参りしましょう。その気持ちが通じれば、それ以降の人生で災厄や事故などからお守りいただけるかもしれません。

「慰霊の森」の効用か、全日空ではこの事故以降、全日空機が関係した乗客死亡事故は発生していません。慰霊の森は、それだけ霊験あらたかな場所といえそうです。

雫石のゆわれ

ところで、雫石(しずくいし)という地名ですが、一度聞くとすぐに覚えてしまうほど、インパクトがある名前です。その由来もまたユニークです。

雫石発祥の地なる物語が「雫石神社」の入り口に残っています。小さな神社ですが雫石の伝説の神社です。

大杉の根本の洞窟

そのむかし、今から千年ほど前の時代のお話です。その頃は、山の上に松、柏、杉の大木が連なっていて、昼でも暗い深い森だったそうです。いつからか、里に住む村人には、静かなこの森のなかで、まるで笛の音のような深く澄んだ妙な音が聞こえてくるのでした。

そんな言い伝えが広まり、ある日、里に住んでいたおじいさんが不思議なその音をたどっていくと、大きくそびえ立つ大杉の根元に洞窟を発見しました。おじいさんはその洞窟の中で、銚子に似た口先から清らかに流れ落ちる清水が、流れ落ちた先にある石に当たり、その音が洞窟の中に大きく共鳴して「たんたん」と響いていました。

滴石たんたん

その後、この不思議な「たんたん」の噂は村中に広がり、大勢の人々が大杉の根本の洞窟の「たんたん」見物にやって来ました。

そうして、誰からともなく、この地は「滴石たんたん」と呼ばれるようになり、さらに時が経過して、為政者の意向もあり、現在の「雫石」になったそうです。

今もその「月夜見大杉」とよばれる大杉は残っていて、根元の洞窟もあります。今でも清水が流れ落ち、当時の名残りを留めています。雫石のパワースポットでもあり、訪ねてみましょう。

心霊スポット好きにおすすめなスポットは岩手の「慰霊の森」!

全日空機と自衛隊機の衝突事故で多くの犠牲者が出た跡地に造られた「慰霊の森」について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。心霊スポット好きなどとなっていますが、「慰霊の森」は二度と悲惨な航空機事故が起こらないようにと、全日空や自衛隊の方々の心からの願いがこもった慰霊の場所です。お参りして冥福をお祈りしましょう。

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