北海道には廃墟となり不気味で怖い観光地があることもご存知ですか?広い北海道には町全体が廃墟となっている場所も存在します。昼間は廃墟マニアが訪れ、夜は心霊スポットが好きな人や肝試しをしに訪れる人が多くいます。怖い体験の好きな人は旅の参考にご覧ください。
北海道の廃墟・心霊スポットを紹介!
日本の中でも大きな面積を持つ北海道は雄大な自然やグルメが人気で、毎年北海道に旅行で訪れる人が多くいます。そんな魅力あふれる北海道、実は怖い雰囲気漂う廃墟が多く残され心霊スポットとなっている場所もあります。
廃墟の建物を撮影したり、心霊写真を撮影したりと写真スポットとしても人気のある北海道の廃墟を紹介いたします。
北海道には病院やホテル・学校跡など廃墟が多い
廃墟とは、建物が放置され荒れ果てた状態になっている跡を指します。廃墟には人がそこで暮らしたり、過ごしていた時間がそのまま止まってしまっているような雰囲気を感じられます。寂しく、不気味さを感じ怖いスリルある体験をしたいと訪れる人が後を絶ちません。
北海道には病院、ホテル、学校など大きな建物が廃墟になったまま佇んでいます。北海道ならではの迫力ある廃墟を紹介していきます。
北海道の廃墟スポット特集!【ホテル・病院】
怖い心霊スポットと言えば病院やホテルを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。北海道の廃墟の中でも巨大なホテルや病院は大きく見応えがあります。北海道にある廃墟となったホテルや病院を5選、紹介していきます。
廃墟スポット①洞爺ホテルSCANDIA
「SCANDIA」というホテル名で営業していた北海道洞爺にあるホテルは、洞爺湖を見下ろせる場所に立地し廃墟となっています。現在は草が大きく育ってしまっているので、訪れても見つけにくくなっており、長年にわたって廃墟の状態が続いていることが分かります。
山小屋のような雰囲気にフィンランド式のサウナのある北海道の中でもおしゃれなホテルでしたが、廃墟となった今は幽霊が出る怖いスポットとして北海道にある廃墟の中でも人気の高い心霊スポットになっています。
【名称】 | 洞爺ホテルSCANDIA |
【住所】 | 北海道虻田郡豊浦町 |
【アクセス】 | 札幌駅から車で約2時間 |
【建物の種類】 | 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉 |
廃墟スポット②恵山モンテローザ
北海道函館市内の過疎が進む町に豪華な巨大テーマパークを造ろうと計画され、その中にリゾートホテルとして営業されていたのが「恵山モンテローザ」です。ホテルの周辺には巨大なプールがあり、女神の像があったり、金閣寺のような建物があったりと、とても豪華な施設だったことがうかがえます。
バブル崩壊後に閉鎖となり完全に廃墟となっていますが、今でも金色に輝く像などバブル期らしい派手な面影が残っています。窓ガラスがない窓にはカーテンが揺らめき、怖い不気味な雰囲気を感じることができます。廃墟マニアの人も多く訪れています。
【名称】 | 恵山モンテローザ |
【住所】 | 北海道函館市御崎町 |
【アクセス】 | 函館空港から約50分 |
【建物の種類】 | 廃リゾートホテル・宿泊保養施設・温泉 |
廃墟スポット③ホテル中央荘
大正時代に建てられ、2000年初めまでホテルとして営業されていたという歴史的に価値のある北海道函館に立地する廃墟です。ホテル営業の前には呉服屋の問屋と薬局の店舗として使われていたビルでした。廃墟となってからは日が浅いように感じますが、大正時代から使われていた近代建築ということで注目を集めている廃墟です。
【名称】 | ホテル中央荘 |
【住所】 | 北海道函館市豊川町 |
【アクセス】 | 函館空港から約20分 |
【建物の種類】 | 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉 |
廃墟スポット④ラブホテルコスモ
北海道帯広駅からわずか15分とアクセスしやすい場所に立地している廃墟は、スペースシャトルをモチーフにしているユニークなホテルです。このホテルの廃墟は怖い体験ができる心霊スポットとして訪れる人が多くいます。
心霊現象の噂には、鏡を撮影すると女性の霊が映りこむ、ラップ音が聞こえる、視線を感じるなどさまざまです。中に入ると外観以上に荒廃し怖い雰囲気を倍増させます。心霊写真を撮影してたい人、心霊体験をしたい人にはおすすめの北海道廃墟スポットです。
【名称】 | ラブホテルコスモ |
【住所】 | 北海道河東郡音更町宝来南1条7丁目 |
【アクセス】 | 帯広駅から車で15分 |
【建物の種類】 | 廃ホテル・宿泊保養施設 |
廃墟スポット⑤雄別炭鉱病院
北海道の中でも炭鉱の町として栄えた北海道釧路市阿寒町は、炭鉱の閉山と共にゴーストタウン化しました。雄別炭鉱病院はゴーストタウンに立地する廃墟の病院で、北海道の心霊スポットとして名高い場所です。
実際に訪れた人が心霊体験することも多く、心霊スポットが好きな人の中では有名な場所となっています。撮影しようとしてもカメラが動かなくなってしまったりと怖い体験をした人の噂が絶えません。
【名称】 | 雄別炭鉱病院 |
【住所】 | 北海道釧路市阿寒町雄別 |
【アクセス】 | 釧路駅から車で約1時間 |
【建物の種類】 | 廃病院 |
北海道の廃墟スポット特集!【学校】
続いて紹介するのは北海道にある廃墟となった学校です。学校は子どもたちの集う場所ですが、夜になると不気味な雰囲気を出すため廃墟でなくても肝試しに訪れる人もいるほどです。北海道の廃墟となった学校はさらに怖さを感じるものとなっています。
廃墟スポット①沼東小学校
北海道美唄市にある廃墟となった沼東小学校は、北海道の中で1位を争うほど有名な廃墟です。円形の校舎は珍しい形をしていて建築物としても美しい廃墟としても注目を集めています。
北海道で炭鉱が栄えていた時代に多くの児童が通った小学校でしたが、閉山をきっかけに1974年に閉校し、廃墟となった校舎は道なき道を進まなければたどり着けない場所にあります。北海道の心霊スポットとしても注目はあるものの、建築物としての美しさに観光する人もいる魅力ある廃墟です。
【名称】 | 沼東小学校 |
【住所】 | 北海道美唄市東美唄町 |
【アクセス】 | 札幌駅から車で約1時間 |
【建物の種類】 | 廃小学校 |
廃墟スポット②旭小学校
北海道夕張市にある廃墟の小学校です。開港からわずか8年で閉校してしまい、研修宿泊施設として活用されてきたものの2006年には閉鎖され、廃墟となりました。窓ガラスは割れ、教室だった部屋の天井は朽ちて荒れ果てた光景が不気味さを感じさせます。当時通っていた思い入れのある人には目をそむけたくなるような光景で寂しさを感じます。
【名称】 | 旭小学校 |
【住所】 | 北海道夕張市福住 |
【アクセス】 | 札幌駅から車で約1時間30分 |
【建物の種類】 | 廃小学校 |
廃墟スポット③太陽小学校
北海道の太陽小学校は円形の体育館があることで有名な廃墟です。しかし2018年に雪の重みに耐えきれず円形の体育館は崩壊してしまいました。
体育館の天井にはまるでプラネタリウムのように骨組みがされ、建築当初からも珍しく、美しい体育館として人を引き付けていました。今ではその美しさを見ることはできず、改めて貴重だった廃墟として人々の心に印象づいている北海道の廃墟となっています。
【名称】 | 太陽小学校 |
【住所】 | 北海道苫前郡羽幌町字築別炭砿11 |
【アクセス】 | 旭川空港から車で約3時間 |
【建物の種類】 | 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉 |
北海道の廃墟スポット特集!【遊園地・施設】
次に紹介する北海道の廃墟はかつて多くの人を楽しませていた遊園地や施設です。遊園地などレジャーの廃墟には楽しい思い出が詰まっているからこそ人の念が集まりやすく怖い観光地になっています。
廃墟スポット①グリュック王国
グリュック王国は北海道帯広にある遊園地の廃墟で、心霊スポットとして有名な廃墟となっています。ドイツの街をイメージしたというテーマパークは2007年に閉園し廃墟となりました。
建物内部を撮影するとまるで海外で撮影したかのような心霊スポットのようになると撮影スポットとしても人気です。心霊現象にまつわる噂にはホテルの城でラップ音が聞こえる、観光客の霊が見えるなどがあります。
【名称】 | グリュック王国 |
【住所】 | 北海道帯広市以平町 |
【アクセス】 | 帯広空港から車で7分 |
【建物の種類】 | 廃遊園地・レジャーランド・ホテル |
廃墟スポット②いなせレジャーランド
いなせレジャーランドは総合遊園地として北海道の人々に親しまれていた施設です。とても広い敷地にはキャンプ場や露天風呂、温泉施設、遊園地、テニスコートや温水プールと巨大な施設でした。
屈斜路湖に面し、自然を感じながら遊べるレジャー施設でしたがゴルフ場などをのぞいたレジャー施設のほとんどが完全に廃墟となり、荒廃が進んでいます。
【名称】 | いなせレジャーランド |
【住所】 | 北海道川上郡弟子屈町屈斜路2 |
【アクセス】 | 車で釧路駅から約2時間 |
【建物の種類】 | 廃ホテル・宿泊保養施設・温泉・遊園地 |
廃墟スポット③冬季オリンピック跡地
1972年に北海道札幌市で行われた札幌オリンピックはアジアの中で初めての開催国であり、日本では歴史的な冬季オリンピックになりました。世界中の熱気を集めた場所もオリンピック跡地の活用が叶わず廃墟となって佇んでいます。
札幌市内にある手稲山のロープウェイ近くのオリンピックハウスは当時のままとなり、名残のある廃墟となっています。歴史ある観光地ではありますが、暗くなると不気味さが増すのは廃墟ならではです。
【名称】 | 冬季オリンピック跡地 |
【住所】 | 北海道札幌市手稲金山172−1 |
【アクセス】 | 札幌駅から車で約40分 |
【建物の種類】 | 廃オリンピック会場 |
北海道の廃墟スポット特集!【炭鉱】
北海道には炭鉱産業が盛んに行われていました。しかし現在はそのほとんどが閉山され、今では唯一釧路で採炭が行われています。人々が生活していた炭鉱の町は閉山とともに廃墟となり、廃墟マニアや心霊好きの人たちの観光地として注目され続けています。
廃墟スポット①住友奔別炭鉱
明治33年に開坑し、閉山まで71年に渡って石炭を発掘してきた住友奔別炭鉱は、当時東洋一を誇った高さ51mのやぐらがあります。効率重視のやぐらを使用して採炭した石炭の量は累計2650万トンに上るんだそう。
廃墟となった現在は鉄骨が錆び、哀愁の漂う廃墟の人気スポットとなっています。暗くなると心霊スポットとしても有名な廃墟で、怖い観光を楽しみたい人にはおすすめのスポットです。
【名称】 | 住友奔別炭鉱 |
【住所】 | 北海道三笠市奔別町 |
【アクセス】 | JR「岩見沢」から三笠幾春別線で50分 「幾春別4丁目」下車 徒歩10分 |
【建物の種類】 | 廃炭鉱 |
廃墟スポット②北炭平和炭鉱
北海道夕張市の北西に位置する炭鉱で明治39年に開削が始まりました。しかし400人を超える人が亡くなるガス爆発の大災害が発生し、ガス処理のため開鉱と閉山を繰り返し、昭和の時代にも坑内火災によって30名以上の人が亡くなっています。
昭和50年に閉山してからは廃墟となり、草木が生い茂る中で佇んでいます。多くの人が亡くなった事故を偲びつつ探索したい北海道の廃墟です。
【名称】 | 北炭平和炭鉱 |
【住所】 | 北海道夕張市千代田 |
【アクセス】 | 車で約1時間20分 |
【建物の種類】 | 廃炭鉱 |
廃墟スポット③幌内炭鉱
北海道の石炭の発祥地が幌内炭鉱のある三笠市です。山奥に佇む幌内炭鉱の変電所は錆びがひどく、特に不気味な雰囲気があります。敷地内に入れるのは許可のある人のみなので、敷地外から見学しましょう。敷地外からでも迫力ある廃墟を望むことができます。
【名称】 | 幌内炭鉱 |
【住所】 | 北海道三笠市唐松青山町 |
【アクセス】 | 岩見沢駅からバスで40分(三笠幾春別線「栄町」下車、徒歩15分) |
【建物の種類】 | 廃炭鉱 |
廃墟スポット④三笠ジオパーク
三笠ジオパークは、生命の痕跡から炭鉱のまちの文化を感じることのできる博物館です。石炭の調査をしていた際に、アンモナイトの化石なども発掘され、化石のまちとしても知られています。屋内博物館だけでなく野外にも博物館としてエリアが広げられ、森林鉄道や炭鉱の跡地を見ることができます。歴史を感じながら回ることのできる施設です。
【名称】 | 三笠ジオパーク |
【住所】 | 北海道三笠市幸町2番地 |
【営業時間】 | 8時30分~17時00分 |
【定休日】 | 毎週月曜日(祝祭日の場合翌日) 冬期間の祝日(12月~3月) 年末年始(12月30日~1月4日) |
【料金】 | 高校生以上450円(650円) 小・中学生150円(250円) 小学生未満無料(無料) *( )内は三笠鉄道記念館との共通入館券 |
【アクセス】 | 札幌インターチェンジから約30分 |
北海道の廃墟・心霊スポットを観光に訪れよう!
北海道の廃墟は不気味さを感じますが、確かにそこで生きていた人がいた証でもあります。建物の老朽化が進むと危険な場合もあるので危険を感じたら奥まで入らないようにしましょう。立ち入り禁止エリアになっている場所は入らず、エリア外から眺めることもマナーです。ルールを守って廃墟巡りの観光をお楽しみください。


